4. 訪問看護ステーションの利用者の状況

@ 性・年齢階級別利用者数

 平成12年9月中の訪問看護ステーションの推計利用者数は203,573人で、性別では、「男」は79,713人(39.2%)、「女」は123,860人(60.8%)となっており、年齢階級別にみると、「80〜89歳」が37.6%と最も多く、次いで「70〜79歳」が28.9%となっている。
 また、介護保険法の利用者は、82.8%となっている。

支払い方法別にみた性・年齢階級別利用者数

平成12年9月
  総     数 介護保険法 健康保険法等
総数 203 573 168 597 34 976
  (100.0) (82.8) (17.2)
79 713 63 256 16 457
123 860 105 341 18 519
       
40歳未満 4 078 4 078
40〜64歳 19 288 8 343 10 945
65〜69 15 108 12 219 2 890
70〜79 58 836 50 386 8 451
80〜89 76 568 69 890 6 678
90歳以上 29 450 27 582 1 868
  構成割合(%)
総数 100.0 100.0 100.0
39.2 37.5 47.1
60.8 62.5 52.9
       
40歳未満 2.0 11.7
40〜64歳 9.5 4.9 31.3
65〜69 7.4 7.2 8.3
70〜79 28.9 29.9 24.2
80〜89 37.6 41.5 19.1
90歳以上 14.5 16.4 5.3
注: 総数には、年齢不詳を含む。
「健康保険法等」の利用者は、介護保険法の
支払いがなく、老人保健法及びそれ以外の
政府管掌健康保険等の医療保険、公費負担
医療等の支払いがあった者である。
 

A 要介護度別1人当たり訪問回数・訪問1回当たり滞在時間(9月中)

 介護保険法による利用者1人当たり訪問回数は平均5.1回となっており、要介護度が高くなるほど訪問回数も多くなり、「要介護5」では6.1回となっている。
 また、訪問1回当たり滞在時間は平均57.8分となっており、要介護度が高くなると滞在時間は少し長くなり、「要介護5」では60.7分となっている。

要介護度別1人当たり訪問回数・訪問1回当たり滞在時間  

平成12年9月
要介護度別1人当たり訪問回数・訪問1回当たり滞在時間
 

B 痴呆と寝たきり度(日常生活自立度)の状況

 介護保険法による利用者の痴呆と寝たきりの状況をみると、「痴呆あり」が71.3%、「寝たきり者(ランクBとランクCを合わせた者をいう。以下同じ。)」が56.7%となっている。
 また、「痴呆ありで寝たきり者」は44.9%となっており、これを年齢階級別にみると、年齢が高くなるほどその割合が多くなっている。

痴呆と寝たきり度別にみた利用者数(介護保険法による利用者)  

平成12年9月
  総数 寝たきり度
障害なし ランクJ ランクA ランクB ランクC 不詳 寝たきり者
(再掲)
介護保険法 168 597
(人)
  1 800 17 070 53 471 46 418 49 111 728 95 529
(%)
100.0
1.1 10.1 31.7 27.5 29.1 0.4 56.7
痴呆あり 120 222 71.3 0.4 5.7 20.2 20.4 24.5 0.1 44.9
 ランクI 38 673 22.9 0.2 3.6 9.2 6.3 3.6 0.0 9.9
 ランクII 30 308 18.0 0.1 1.5 6.7 5.8 3.8 0.0 9.6
 ランクIII 24 823 14.7 0.1 0.5 3.1 5.2 5.7 0.0 11.0
 ランクIV 21 104 12.5 0.0 0.1 0.9 2.8 8.7 0.0 11.4
 ランクM 5 313 3.2 0.0 - 0.1 0.3 2.7 0.0 3.0
痴呆なし 47 109 27.9 0.7 4.3 11.5 7.0 4.4 0.1 11.4
不詳 1 266 0.8 0.0 0.1 0.1 0.1 0.3 0.2 0.4
注: 「寝たきり者」はランクBとランクCを合わせた者をいう。
痴呆及び寝たきり度のランクは、「痴呆性老人の日常生活自立度判定基準」及び
「障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準」による。

年齢階級別にみた痴呆と寝たきり者の割合(介護保険法による利用者)  
平成12年9月
年齢階級別にみた痴呆と寝たきり者の割合(介護保険法による利用者)
注:寝たきりの状況及び痴呆の状況には不詳を含まない。