平成11年9月中の利用者は366,078人となっており、このうち、入所者は223,664人、通所者
は142,414人となっている。性別にみると、利用者の73.6%は「女」、26.4%が「男」であり、通 所者よりも入所者で「女」の割合が多くなっている。
また、利用者の平均年齢は「男」80.7歳、「女」83.0歳となっている。
性別にみた利用者数及び平均年齢
平成11年9月
|
利用者数(人) | 平均年齢(歳) | ||||
総 数 | 男 | 女 | 総 数 | 男 | 女 | |
総数
入 所 者 在 所 者 退 所 者 通 所 者 構成割合(%) 総数 入 所 者 在 所 者 退 所 者 通 所 者 |
366 078 223 664 188 413 35 251 142 414 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 |
96 517 55 745 45 993 9 752 40 772 26.4 24.9 24.4 27.7 28.6 |
269 561 167 919 142 420 25 499 101 642 73.6 75.1 75.6 72.3 71.4 |
82.4 83.3 83.3 83.3 81.1 |
80.7 81.6 81.7 81.4 79.5 |
83.0 83.8 83.8 84.0 81.7 |
注:在所者・退所者・通所者は9月中の最終利用状況の数値である。 |
利用者の年次推移
入所者の住所地別にみると、「県内」の施設への入所が96.1%となっている。
「県外」の施設へ入所している入所者の割合は、「東京都」が26.7%、「京都府」が12.8% と多くなっている。
都道府県別にみた入所者数と入所者の住所地別割合
平成11年9月
入所者の住所 地別にみた 入所者数 (人) |
入所者の住所地別割合(%) | ||||
県 内 | 県 外 | ||||
総数 |
同一老人保健 福祉圏域内 |
同一老人保健 福祉圏域外 |
|||
全国
北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 |
223 664 10 850 4 699 3 995 3 566 4 207 2 908 4 461 5 626 3 714 4 482 6 662 6 754 10 210 5 724 7 243 3 041 3 124 2 404 1 893 5 042 5 067 5 017 10 647 4 205 1 575 3 110 11 024 8 086 1 928 2 771 1 787 1 617 5 256 5 550 3 651 3 456 2 748 3 981 1 952 12 327 2 566 4 147 5 414 3 608 2 875 5 033 3 664 |
96.1 99.7 99.5 98.6 96.3 99.3 97.0 98.7 95.9 96.7 97.3 94.1 96.0 73.3 88.7 99.4 99.6 99.6 98.3 97.0 98.3 97.5 98.1 97.1 97.9 95.4 87.2 96.1 95.3 89.8 96.3 99.3 96.2 98.4 96.9 97.2 99.4 97.6 98.4 98.2 98.2 95.7 97.6 98.2 97.5 97.3 98.1 100.0 |
86.3 92.8 93.9 90.2 85.8 89.0 96.3 95.0 85.6 83.2 82.5 80.8 82.6 73.3 71.4 86.4 94.8 93.1 94.1 70.6 91.7 89.0 88.1 76.9 93.0 79.0 74.9 80.5 81.2 79.5 85.7 96.8 91.5 88.5 84.6 87.8 92.4 88.5 94.2 93.4 90.3 92.1 92.5 87.4 87.0 91.6 89.8 91.0 |
9.8 6.9 5.7 8.4 10.5 10.2 0.7 3.7 10.3 13.6 14.8 13.3 13.4 ・ 17.3 13.0 4.8 6.5 4.1 26.4 6.6 8.4 9.9 20.1 5.0 16.5 12.4 15.5 14.1 10.3 10.6 2.5 4.7 10.0 12.3 9.4 7.1 9.1 4.1 4.8 7.9 3.6 5.1 10.8 10.5 5.7 8.3 9.0 |
3.9 0.3 0.5 1.4 3.7 0.7 3.0 1.3 4.1 3.3 2.7 5.9 4.0 26.7 11.3 0.6 0.4 0.4 1.7 3.0 1.7 2.5 1.9 2.9 2.1 4.6 12.8 3.9 4.7 10.2 3.7 0.7 3.8 1.6 3.1 2.8 0.6 2.4 1.6 1.8 1.8 4.3 2.4 1.8 2.5 2.7 1.9 - |
利用者の主な傷病をみると、入所者、通所者ともに「IX 循環器系の疾患」、「V 精神及び行動の障害」が多くなっている。
主な傷病別にみた利用者数及び構成割合
平成11年9月
傷 病 分 類 |
利 用 者 数 (人) | 構 成 割 合 (%) | ||||||
入所者 | 通所者 | 入所者 | 通所者 | |||||
総数 | 在所者 | 退所者 | 総数 | 在所者 | 退所者 | |||
総数
I 感染症及び寄生虫症 II 新生物 III 血液及び造血器の疾患並びに 免疫機構の障害 IV 内分泌,栄養及び代謝疾患 糖尿病(再掲) V 精神及び行動の障害 痴呆(再掲) VI 神経系の疾患 パーキンソン病(再掲) アルツハイマー病(再掲) ピック病(再掲) VII 眼及び付属器の疾患 VIII 耳及び乳様突起の疾患 IX 循環器系の疾患 高血圧性疾患(再掲) 心疾患(再掲) 脳血管疾患(再掲) X 呼吸器系の疾患 XI 消化器系の疾患 XII 皮膚及び皮下組織の疾患 XIII 筋骨格系及び結合組織の疾患 骨粗しょう症(再掲) XIV 尿路性器系の疾患 XVII 先天奇形,変形及び染色体異常 XVIII 症状,徴候及び異常臨床所見・異常 検査所見で他に分類されないもの XIX 損傷,中毒及びその他の外因の影響 骨折(再掲) XXI 健康状態に影響を及ぼす要因及び 保健サービスの利用 |
223 664 603 2 605 259 5 054 4 702 73 323 71 066 19 141 5 243 8 507 88 689 137 82 144 11 480 8 435 61 196 1 763 2 204 127 17 677 3 317 1 385 70 833 15 378 10 392 271 |
188 413 479 2 080 209 4 112 3 830 63 198 61 333 16 061 4 248 7 258 78 581 108 68 405 9 373 6 843 51 307 1 382 1 749 106 14 782 2 769 1 104 59 672 13 098 8 885 227 |
35 251 124 525 50 942 872 10 125 9 733 3 080 995 1 249 10 108 29 13 739 2 107 1 592 9 889 381 455 21 2 895 548 281 11 161 2 280 1 507 44 |
142 414 342 1 350 177 3 970 3 726 31 109 29 751 11 023 3 678 3 429 33 743 214 58 283 13 036 5 394 39 084 1 114 1 671 58 23 596 3 087 917 45 713 6 820 4 103 267 |
100.0 0.3 1.2 0.1 2.3 2.1 32.8 31.8 8.6 2.3 3.8 0.0 0.3 0.1 36.7 5.1 3.8 27.4 0.8 1.0 0.1 7.9 1.5 0.6 0.0 0.4 6.9 4.6 0.1 |
100.0 0.3 1.1 0.1 2.2 2.0 33.5 32.6 8.5 2.3 3.9 0.0 0.3 0.1 36.3 5.0 3.6 27.2 0.7 0.9 0.1 7.8 1.5 0.6 0.0 0.4 7.0 4.7 0.1 |
100.0 0.4 1.5 0.1 2.7 2.5 28.7 27.6 8.7 2.8 3.5 0.0 0.3 0.1 39.0 6.0 4.5 28.1 1.1 1.3 0.1 8.2 1.6 0.8 0.0 0.5 6.5 4.3 0.1 |
100.0 0.2 0.9 0.1 2.8 2.6 21.8 20.9 7.7 2.6 2.4 0.0 0.5 0.2 40.9 9.2 3.8 27.4 0.8 1.2 0.0 16.6 2.2 0.6 0.0 0.5 4.8 2.9 0.2 |
注:1 傷病分類は「第10回国際疾病・傷害及び死因の統計分類」による。 2 「XV妊娠,分娩及び産じょく」、「XVI周産期に発生した病態」及び「XX傷病及び死亡の外因」は 計数がないため掲載していない。 |
入所者について、痴呆性老人の日常生活自立度をみると、「痴呆あり」は85.7%となっている。
障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)では、「寝たきり者(ランクBとランクCを合わせ た者をいう。)」は47.0%となっている。
また、「痴呆あり」で「寝たきり者」は39.3%となっている。
入所者の痴呆の有無及び寝たきり度の状況
平成11年9月
|
総 数 | 障害老人の日常生活自立度(寝たきり度) | ||||||||
ランクJ | ランクA | ランクB | ランクC | 不 詳 |
寝たきり者 (再掲) |
|||||
痴 呆 性 老 人 の 日 常 生 活 自 立 度 |
総 数
|
223 664
人 100.0% |
7 005 | 111 476 | 75 914 | 29 139 | 130 | 105 053 | ||
3.1 | 49.8 | 33.9 | 13.0 | 0.1 | 47.0 | |||||
痴 呆 あ り |
総数 | 191 618 | 85.7 | 3.0 | 43.3 | 27.5 | 11.8 | 0.1 | 39.3 | |
ランクI | 25 577 | 11.4 | 0.1 | 5.6 | 4.8 | 0.9 | 0.0 | 5.8 | ||
ランクII | 51 457 | 23.0 | 0.6 | 11.1 | 9.2 | 2.1 | 0.0 | 11.3 | ||
ランクIII | 80 625 | 36.0 | 1.7 | 19.6 | 10.1 | 4.7 | 0.0 | 14.8 | ||
ランクIV | 30 156 | 13.5 | 0.6 | 6.1 | 3.1 | 3.6 | − | 6.7 | ||
ランクM | 2 845 | 1.3 | 0.1 | 0.7 | 0.2 | 0.3 | − | 0.5 | ||
不 詳 | 958 | 0.4 | 0.0 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.2 | ||
痴呆なし | 32 046 | 14.3 | 0.1 | 6.6 | 6.4 | 1.2 | 0.0 | 7.7 |
注: 「寝たきり者」とは、ランクBとランクCを合わせた者をいう。 |
入所者の痴呆の有無及び寝たきり度の割合
平成11年9月
寝
|
ランクJ … 何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する。 ランクA … 屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしに外出しない。 ランクB … 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが 座位を保つ。 ランクC … 1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する。 寝たきり者 … ランクBとランクCを合わせたもの。 |
痴 呆 度 |
ランクI … 何らかの痴呆を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。
ランクII … 日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、 誰かが注意していれば自立できる。 ランクIII … 日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さがときどき見られ、 介護を必要とする。 (食事・排泄等が上手にできない。徘徊、失禁等) ランクIV … 日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に見られ、 常に介護を必要とする。 ランクM … 著しい精神障害や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を 必要とする。 |