●αリポ酸（アルファリポ酸）●

• αリポ酸とは？
  αリポ酸とは別名、チオクト酸と呼ばれる脂肪酸の一種で、体内で生産されますが、ごく微量で加齢とともに生産量が減少することが知られています。
  人間の身体を構成する60兆個の細胞全てに存在し、それを活性化させる働きを持っていて、コエンザイムQ10とよく似ている物質です。
  日本では、かつては医薬品にのみ使用が許可された成分でしたが、2004年6月に、食品に区分が変わりました。
• αリポ酸の特徴
  ■ダイエット効果
  αリポ酸は、細胞にまで運ばれた糖をエネルギーとして使われやすい形に分解させる働きがあります。また血中のブドウ糖の排出をスムーズに行なわせてエネルギー変換効率を上げる作用があります。
  αリポ酸のダイエット効果ですが、男性の中性脂肪型中年太りに効果があるとされています。
  皮下脂肪型の女性の場合には、残念ながら効果が現われにくいという報告がされています。
  
  ■血糖値の正常化と糖尿病予防
  上で触れましたが、αリポ酸は血中のブドウ糖の排出をスムーズに行なわせる作用があるため、ヨーロッパでは、昔からインスリンの抵抗性や他の糖尿病が原因となる合併症の治療に使用されているそうです。
  
  ■抗酸化作用による老化防止
  αリポ酸にはコエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンＥ、グルタチオンなどの抗酸化成分を再生利用する働きがあると同時に、それ自身もビタミンC、Eの400倍の抗酸化力を持っています。
  運動をした後に、筋肉痛や凝りが起きるのは活性酸素が影響しており、リポ酸を摂取すると翌日に痛みや不快感を感じない人が多いそうです。
  
  
• 飲み方
  αリポ酸による上記のような効果を期待する場合、１日の摂取量の目安は１00mｇ〜200mgとされています。コエンザイムQ10と同じく、摂取量が充分でないと効果は期待できないということです。
  なお、αリポ酸100mgは、ほうれん草･レバーを600kg食べた場合に相当します。
  
  ※胃酸過多気味の人が飲んで場合、胃がむかつく事があるようです。